2013年6月28日金曜日

ついにMV AGUSTAが表彰台に戻って来た!


MV AGUSTA F3 675でスーパースポーツ世界選手権に帰還を果たしたMV AGUSTAは、第5戦のイギリスGP ドニントンパークで実に37年ぶりの表彰台を獲得しました!

この快挙を成し遂げたのは、これまでに幾多のメーカーを渡り歩いた経験豊富なベテラン、ParkingGO MV AGUSTA CORSEチームのロベルト・ロルフォ

1976年、ジャコモ・アゴスチーニがドイツGPでキャリア最後の勝利を挙げてから、実に37年後の出来事です

トリノ出身のイタリアンライダーによるイタリアンマシン、それもMV AGUSTAでの表彰台は、DUCATIに乗っていたヴァレンティーノ・ロッシが表彰台に立つよりも遥かに感慨深いものだったはずです

圧倒的に豊富なデータとパワーを持つ日本車勢に3気筒で立ち向かう姿は、過去のGPで2st勢の中MVだけが4st3気筒で戦う姿とオーバーラップします


F3 675はMV AGUSTAのレースへの情熱が詰まった最高のバイクです

F3オーナー様、F3を検討されているお客様、期待に応える熱いバイクです!



1時間ほどの動画なので、ビール片手に燃えて下さい(笑)

2013年6月27日木曜日

今更聞けない ドゥカティ Lツインの性格と特徴~モトエスエックス☆店長

マルチ(4気筒)と、比較される事の多いドゥカティLツインエンジン。
ユーザーさんも多い反面、性格や特徴を理解しておられるようでも「?」な部分も有るのではないでしょうか。
今日はその辺を少し掘り下げてみたいと思います。

誕生の経緯とかは例によって端折ります(笑)。

まず、エンジンの寸法です。
当然4気筒より狭いです。
それどころか幅は単気筒より少し広い程度なので英国製バーチカルツインにハンドリングで対抗するにはうってつけだったようです。

また、空冷Lツインに限った事なのですが、ホリゾンタル(水平=シリンダーが寝ている方)とバーチカル(直立している方)では冷却フィンの向きが違います。
走っている限りは常に両方のシリンダーに風が当たるんですね。



エンジンの特性ですが2輪・4輪含めてイタリア車の殆どは「回りたがり屋さん」です。
勿論ドゥカティも例外ではありません。
あまり低回転(2500回転以下)だと後述する爆発間隔のせいで少しギクシャクしがちですが最近のディアヴェルを始めとする「テスタストレッタ11°」はかなり乗り易くなっています。

マルチとの比較ですが低速域からでもアクセルを大きく開けてやれば「ドンッ」と加速していきます。同じ事をマルチの同じ排気量でやると何速に入ってるかによりますがジワーっと加速していきます。これは同じ排気量でもシリンダーの数が少ない分、1気筒当りの排気量が大きく爆発力も大きい為です。

ここまでは他の2気筒とあまり変わりません。
これからがドゥカティLツインの隠れた真骨頂ともいうべきトラクション(駆動力)の話になります。
とはいっても270°クランクの話はちょっとややこしくなるので簡潔に・・・
爆発間隔が不均等と言われてますが、まずはBMWにも採用されてる均等間隔です。
ドン・・ドン・・ドン・・ドン・・。メリットとしては超低速から高回転まで「ブブゥーーン」という感じであまり抑揚なくキレイに回っていきます。
不均等爆発の場合、ドドン・・・ドドン・・・ドドン、という感じで不整脈っぽいフィーリングです。
この「ドドン」の最大のメリットは何と言っても「トラクション性能」ではないでしょうか。
滑りやすい路面の場合、爆発時にスリップ、非爆発時にグリップ、これを繰り返す事でリアタイヤが横にスッパーンと逃げずにズルズル滑りながらも前に進む、と言えばお分かりになりますでしょうか。
ただしトラクションコントロールではないので転倒しない訳ではない、とご理解ください。
もちろん電子制御のトラクションコントロールもですが。
(ちなみに、ですが私も昔サーキットで開けてコケましたw)

以上のような理由によりマルチシリンダーよりも早く大きくスロットル開けられる分、サーキットのレイアウトにもよりますが最高速で劣ってもサーキットでのラップタイムはトータルで変わらない、という結論に至ります。加速のドゥカティ、最高速のマルチシリンダーという感じですね。

SBKでのドゥカティの強さ=Lツイン+270°クランクによるものと言えるでしょう。
もちろん、市販車を公道で走らせてもドゥカティの楽しさは変わりません。
あの「ギューーーン」という独特の天井知らずな加速フィーリングは乗った人にしかわからない世界です。



2013年6月26日水曜日

今更聞けない MVアグスタ 3気筒シリーズとは~モトエスエックス☆店長

今日は発売以来、人気の高まりつつあるMVアグスタのF3、ブルターレに採用されている3気筒に的を絞ってお話しましょう。

↑ブルターレの試乗車(本国仕様サイレンサー装着)↑

まずMVアグスタと3気筒の関わりですがグっと遡って60年代のグランプリシーンからです。
最高出力・最高速で勝る4気筒の日本車、実績があり軽くハンドリングに勝る2気筒の英国車に対抗するべくアグスタが投入したのがトリチリンドリ(3気筒)でした。
この辺りの歴史の話は漫画「ジャジャ」のコミックス2巻にフィクションを交えてですが掲載されていますのでご興味のある方はどうぞ!当店の本棚にも置いてありますので、どうぞお立ち寄りください(笑)。

さて、時は2013年。
MVアグスタは現在ワークスとしてのレース活動はしておりませんが世界レベルではF3が市販車改造600㏄クラス(SUPER SPORT)でサテライトチームから出走、日本の4気筒勢と戦っています。
そんな歴史のあるMVアグスタの3気筒シリーズですが現在、「F3 EAS」「ブルターレ675」「ブルターレ800」がラインナップされています。

数値的には排気量が小さいのでリッタークラスの4気筒エンジンの格下と思われがちですがバイク自体の魅力という点では全く遜色ありません!
むしろ軽快で回せるエンジンは「フェラーリサウンド」をいつでも楽しめるという点ではF4シリーズを始めとする4気筒シリーズより身近にイタリアンを感じられます。
GT的な4気筒シリーズに対するスポーツ志向の強い3気筒シリーズといったところでしょうか。
乗り比べしてみて個人的に思うのは「姿は似ていますが少し違うジャンル」と思いました。

その間をとった3気筒・800㏄がブルターレに搭載されました。
実は675㏄の拡大版、ではなく元々3気筒は800㏄をベースに開発されています。
675㏄のロングストローク版エンジンなので最高出力はもちろんトルクも太くなってアッパーポジションで乗り易いブルターレがより楽しく乗れると思います。

また、イタリア本国ではF3 800も発表されています(日本導入未定)。
以下、MVアグスタ本国HPより
600ccスーパースポーツの扱いやすさと、1,000ccスーパーバイクの爽快感。
Vツインのトルクと、4気筒のレブリミット。
MVアグスタF3 800は、未知の領域を開拓するまったく新しい3気筒のイタリアンモーターサイクルです。

現在、当店にはF3 EASとブルターレ(共に675㏄)の試乗車があります。
とても魅力的なMVアグスタの3気筒シリーズ、いつでもスタンバイOKなので是非乗ってみてください。
 (奥のF3、中のブルターレの2台が試乗車となります)

2013年6月24日月曜日

6月 須佐活イカ ツーリングレポート

梅雨時の晴れ間にようやく開催できました「須佐 活イカツーリング」のレポートです。

セブンイレブン玖珂インター店に8時半集合・9時出発でしたが遅れた方もおられず無事に出発できました。
中には「到着できて安心した」と言われた方もいたようですが(笑)
天気予報は少し外れたっぽく雨雲がチラリ・・・



国道315号を北上しているのですが、今にも降りだしそうな感じです。
持ち堪えられるか!?
クルマも少なく快適なペースで最初の休憩ポイント「うり坊の郷」に到着。

なんとなく、どんよりとした天気ですが皆さんのアタマの中は「イカ」でいっぱい、のハズです。
と、思ってたらツーリング顧問は「トマトソフト」を買ってました。
お味の方は「うーん・・・よくわからん」との事です。
トマト自体が好きなら、といったところでしょうか。

他にも、その土地の山野草を加工した健康に良さそうなお茶等があったので興味のある不健康っぽい方(?)にはお勧めです!




そして!

予定より少し早く「梅乃葉」さんに到着!
到着したのは良いのですが何故に皆さんジベタリアンになってるかというと
↓↓↓

この奥にも
こんな感じで、ツーリングの御一行様が先に到着してました。
同じように「晴れたらイカ食べに行こう」の団体さんです。
この時点で9組待ちの状況でした。
梅乃葉さん、大盛況です。
活イカ、まだあるかなぁ・・・
大丈夫でした!どうですか、この透き通ったイカ!HPの写真じゃなく生写真ですよ。
これは一番人気の「活イカ定食」です。
 ゲソはこのように
付属のハサミで切り分けて、そのまま「踊り食い」はもちろん、七輪で焼いたり天ぷらも可能だとか(無料サービス)。

イカ天丼
三昧定食
梅乃葉定食
写真は撮っておかないとね^^
食べる!
食べる!!
お腹、イッパイになりましたぁ~

さて、これから帰路ですが注意点が一つ。須佐周辺のガソリンスタンドは殆どが日曜日がお休みらしいです。ですので地元の人は土曜日の内に満タンにしているんだそうです。
不安な方は国道315号に入る前に満タンにしておきましょう!

クルマも少なく快適そうに見えますが給油ランプが点灯しているバイクもチラホラ・・・

このガススタから国道191号に入ります。給油ポイントが目印です。
ここから、サンエイト美都⇒戸河内インターの道の駅で休憩&解散です。
途中、雨が降ってしまいましたが何事も無く、無事に終了いたしました。
皆さん、お疲れ様でした!!
さて、次回のモトエスツーリングは7月28日の予定です。
行き先は「大山」です。

2013年6月22日土曜日

明日はモトエスエックスツーリング

明日は晴れ!

モトエスエックスツーリングやりますよ♪

待望のイカツーです


集合場所:セブンイレブン玖珂インター店 

集合時間:AM8:30~

出発時間:AM9:00には出発しますので早めに集合して下さい




大きな地図で見る


勿論、通常通りお店は開いてます

F3・B3の試乗車がありますので是非体感してみて下さい

2013年6月21日金曜日

MV AGUSTA F3 PV完成!~MSXtelevision先行公開

お待たせいたしました!

ついにモトエスエックスオリジナルのMV AGUSTA F3のPV完成!

早速youtubeにアップしました



HPのトップページにも掲載しますが、このブログとfacebookで先行公開です♪

実際に聞くF3のサウンドを感じてみて下さい

「おぉぉっ!この音はイイ!」と思った方、興味の出た方は是非お店に遊びに来て実車で体感してみて下さい


youtubeにMSXtelevisionには以前部長が作成したモタードやオフロードなどの動画もありますので、そちらも是非見てみて下さい

2013年6月14日金曜日

イタリアンミドルのアッパーポジションが暑い・・・いやいや熱い(笑)

毎年の如く、梅雨入り宣言をした途端連日の夏日・・・

暑い日々が続きますが、さらに熱いのがイタリアンミドルクラスのアッパーポジションクラス

MVアグスタはブルターレ3気筒(B3)の2機種にDUCATIはハイパーモタードシリーズの3機種

モトエスエックスでは待望のブルターレ3気筒(B3)の試乗車を用意しております


今月から日本にやって来るブルターレ3気筒の800は、リッターバイク同等の馬力とトルクは、ワインディングを心地良く走るには十分過ぎるほど

しかし、軽量コンパクトなボディは街中を125ccクラスのバイクのように通勤で使える程の軽さとトルクの太さで、いつもの通勤が楽しくなります

ボディデザインがMVアグスタはイタリアの至宝と言われるだけあって、信号で止まった再にガラスに映る自分の姿に惚れ惚れ出来ますよ(笑)

そのボディの美しさを際立たせる特別カラーのイタリアはヨーロッパでは大人気だそうです

そして、何と言ってもMVサウンド

F3とは違ったMVの3気筒サウンドはアクセルを開けるという事が楽しくなるほどのサウンドです

是非体感してみて下さい


そして、DUCATIからは新型ハイパーモタードシリーズ

残念ながら展示車両はないのですが、エンジンは空冷から水冷に変わりドゥカティツインがより親しみやすく乗りやすくなっています

最近のドゥカティでは得意のモード切替や車体設計自体を電子制御を前提で出来ているので、ライダーとバイクとの対話が高まっているのが近代ドゥカティの特徴

特にSPのハンドリングはSTDに比べ40万円の差が納得出来るほどですが問題があるとすれば足付きかもしれません

2メーカーのスペシャルなイタリアンミドル、どちらを選んでも間違いはないですよ

是非熱い話をしませんか?

2013年6月12日水曜日

2013年中国モトクロス選手権大会~第4戦(島根)レポート

先日、中国モトクロス選手権大会第4戦、島根のオートランド山陰で行われました

お馴染み工場長が参戦!

今回もPanigaleに乗る新川さんがフルにお手伝いをしてくれました

いつも有難うございます

そして前回同様、お客様が応援に駆けつけてくれました

ありがとうございます!

選手権が丁度折り返し地点なので、参戦しているライダー皆気合の乗りが違います

そんな中、入賞を狙う工場長







午前のNB2クラスは良いスタートを切りセカンドグループで上位を狙って攻め続け5位入賞!

午後のNBオープンではもう一つ上の順位を狙ってスタートしたのですが、スタート直後数台の車両に巻き込まれ転倒

その直後赤旗

再スタートも良いスタートでしたが、これまた色々と巻き込まれ入賞ならず・・・

かなり悔しかったようです

それでも、今年2本目のトロフィーを貰って嬉しそうな工場長です♪
次回は広島大会

工場長ファンの方は是非応援に来て下さいね

次回も頑張るぞぉ~と早速整備に入る工場長でした(笑)

2013年6月10日月曜日

モトエスエックスと愉快な仲間たち~DUCATI MONSTER 400

先日、納車させて頂きましたDUCATI MONSTER 400

お買い上げ頂いたMONSTER 400は08年の最終型

REDフレームにブラックアウトされた足回りがイタリアンレッドのMONSTERをより際立たせます

回せば回すほど楽しいのがミドルクラスドゥカティの面白いところ

今のリッタードゥカティでは味わえない高回転域のドゥカティツインサウンドはたまりません!

今では新車では手に入らない400ccのドゥカティ

これでもか!という位楽しんで下さい

これからも末永くお付き合いの程宜しくお願いします

2013年6月9日日曜日

モトエスエックスと愉快な仲間たち~BMW G450X

お待たせいたしました!
ちょっとレアなBMWのエンデューロマシン G450X 御納車です。
この日の為にヘルメットも新調して気合いもバッチリ入っておられます!
なんでも通勤でお店の前を通る度に気になっていたとか。
オフ車慣れしているのでシート高が高いのはあまり気にならないし、出先の事を考えると
軽いので取り回しの良さが気に入っていただけたようです。
あまり荒れてない林道やオンロードでのツーリングをメインに楽しんでいきたいとの事です。

これからも末永くお付き合いの程宜しくお願いします 。

2013年6月8日土曜日

ホームページが変わります


先程、モトエスエックスのホームページがリニューアルしました

http://www.motosx.com/

トップページにはカレンダーも付き、分かり易くなりましたし、密かに人気の(笑)Facebookも張り付いております

今までのイメージから変わりましたので是非ブックマークにして下さい

これからも宜しくお願いします







モトエスエックスと愉快な仲間たち~MV AGUSTA F3

先日納車させて頂きましたMV AGUSTA F3 EAS

クルマの相談で来店された際にサウンドの話になりました

「ワクワクするような音のクルマってないですかねェ・・・」との事で私が聴かせたのはクルマではなくMV AGUSTAで、それもF3

F3のサウンドはキャブレターV8サウンド・・・まさに豪快にして官能な308GTBのフェラーリサウンドなんです!


クルマも好きなお客様はF3のサウンドで一発KO(笑)F3オーナーになって頂きました

いつもはYAMAHA SRXもお持ちのお客様ですが、MV独特のバイクでもクルマでもないスペシャリティな感覚は他のメーカーになく、MVだけの感覚です

2台の名車をお持ちのお客様、これからも末永くお付き合いの程よろしくおねがいします