2013年6月26日水曜日

今更聞けない MVアグスタ 3気筒シリーズとは~モトエスエックス☆店長

今日は発売以来、人気の高まりつつあるMVアグスタのF3、ブルターレに採用されている3気筒に的を絞ってお話しましょう。

↑ブルターレの試乗車(本国仕様サイレンサー装着)↑

まずMVアグスタと3気筒の関わりですがグっと遡って60年代のグランプリシーンからです。
最高出力・最高速で勝る4気筒の日本車、実績があり軽くハンドリングに勝る2気筒の英国車に対抗するべくアグスタが投入したのがトリチリンドリ(3気筒)でした。
この辺りの歴史の話は漫画「ジャジャ」のコミックス2巻にフィクションを交えてですが掲載されていますのでご興味のある方はどうぞ!当店の本棚にも置いてありますので、どうぞお立ち寄りください(笑)。

さて、時は2013年。
MVアグスタは現在ワークスとしてのレース活動はしておりませんが世界レベルではF3が市販車改造600㏄クラス(SUPER SPORT)でサテライトチームから出走、日本の4気筒勢と戦っています。
そんな歴史のあるMVアグスタの3気筒シリーズですが現在、「F3 EAS」「ブルターレ675」「ブルターレ800」がラインナップされています。

数値的には排気量が小さいのでリッタークラスの4気筒エンジンの格下と思われがちですがバイク自体の魅力という点では全く遜色ありません!
むしろ軽快で回せるエンジンは「フェラーリサウンド」をいつでも楽しめるという点ではF4シリーズを始めとする4気筒シリーズより身近にイタリアンを感じられます。
GT的な4気筒シリーズに対するスポーツ志向の強い3気筒シリーズといったところでしょうか。
乗り比べしてみて個人的に思うのは「姿は似ていますが少し違うジャンル」と思いました。

その間をとった3気筒・800㏄がブルターレに搭載されました。
実は675㏄の拡大版、ではなく元々3気筒は800㏄をベースに開発されています。
675㏄のロングストローク版エンジンなので最高出力はもちろんトルクも太くなってアッパーポジションで乗り易いブルターレがより楽しく乗れると思います。

また、イタリア本国ではF3 800も発表されています(日本導入未定)。
以下、MVアグスタ本国HPより
600ccスーパースポーツの扱いやすさと、1,000ccスーパーバイクの爽快感。
Vツインのトルクと、4気筒のレブリミット。
MVアグスタF3 800は、未知の領域を開拓するまったく新しい3気筒のイタリアンモーターサイクルです。

現在、当店にはF3 EASとブルターレ(共に675㏄)の試乗車があります。
とても魅力的なMVアグスタの3気筒シリーズ、いつでもスタンバイOKなので是非乗ってみてください。
 (奥のF3、中のブルターレの2台が試乗車となります)

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